【ユニバーサル(UVV)】高配当利回り〜7.2%/買い時はいつか? 株価/業績/事業内容を徹底分析!

45年以上連続増配が行われており配当利回り5%〜も見えている高配当銘柄「ユニバーサル(UVV)」。
他のタバコ銘柄とは異なり売上高/営業利益/フリーCFが低下しつつあるため、投資には少し注意が必要な側面が見られます。
高配当投資家にとって投資をすべきかどうか。
私みそが「ユニバーサル(UVV)」」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。

みく
「ユニバーサル(UVV)」の配当利回りはかなり高くなっているね!
そうた
ただ業績は低下しているので将来的な減配の可能性があるから要注意だよ。タ

「ユニバーサル(UVV)」に投資をする時、配当利回りが良いから、という理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか

もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう

それでは「ユニバーサル(UVV)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。

この記事でわかること


「ユニバーサル(UVV)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「ユニバーサル(UVV)」購入タイミング
みその分析まとめ

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基本情報・事業内容の特徴

そうた
まずは基本情報を確認しようね!

ユニバーサルは、①葉たばこのグローバル・サプライヤーである。葉たばこを農家から調達、それを加工し、消費者向けたばこ製品メーカーに販売しているが、完成品そのものは製造・販売しない。売上高の15%以上は、北米で事業を展開している北米部門が占めている。売上高の約4分の3は、北米以外で事業を展開する他地域部門が寄与している。残りの売上高は、暗色空気乾燥種たばこ(主に葉巻、パイプ、無煙製品)やオリエンタルたばこの販売、その他サービスを世界各地で提供する「その他たばこ製品(OTP)」部門が占める。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)

上記の説明で1箇所説明したいと思います。

たばこ事業に関わる企業の1つであり、現在コロナ関わる健康リスクやESGなどの逆風にさらされています
有名な企業だと他にアルトリア、フィリップモリス、ブリティッシュアメリカンタバコなどが挙げられますね。

健康リスクによりタバコそのものが衰退するのか、もしくは娯楽として残り続けるのか、後者であればすでにタバコ事業を行っている企業は非常に強みとなりますね。
参入障壁が高い業界ではありますが、しっかり業績は見なければいけません。

 

配当金推移

そうた
しっかり毎年増配しているね!

配当利回りはきれいな右肩上がりのグラフですね。
しっかり毎年増配しています。

 

株価と配当利回りの推移

みく
配当利回りも今は特に高い状態だね!

株価は2017年をピークに下落し続けています。それに対応して配当利回りは過去最高レベルで高まっていますね。

配当金は毎年増加していますが、株価は上下に動いているため、下がったところで買い増しを行いたいです。
基準は配当利回りが5%超えるタイミングですが、コロナ後の今高まっている配当利回りは過去最大級のボーナスタイムです。

 

売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移

みく
売上高の減少とフリーCFの低下が気になるね。

企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、残念ながら売上高は減らし続けています
続いて営業利益も減少方向です。
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益

高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。2019年はフリーCFがマイナスになっています。減配リスクも高く、積極的な投資はしづらいですね。

 

【参考】トータルリターン比較( UVV・VYM・HDV・SPYD・VTI)

そうた
株価が下落がかなり影響を受けているね。。。

2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、トータルリターンではUVVは劣っています。
2017年を頂点に株価は4割減となっています。配当利回りが高いとは言え、株価下落の影響が大きいですね。
逆に言えば、株価が4割減してもトータルリターン が±0程度で済んでいるのは、高配当かつ増配を続けているからです。

今後はUVVの事業内容が評価され株価が元の水準まで戻ってくると、圧倒的な配当利回りとトータルリターンを得ることができますが、タバコ事業のリスクもありますので、
複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、UVVは個別株リスクは考えておきましょう

 

【UVV】ユニバーサル 購入タイミングの目安

みく
結局どのタイミングで購入するのが良いのかな。

購入タイミング


毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する

一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。

ただし、高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いですね。

過去の平均から見ると配当利回りが5%超えるタイミングで投資を行いたいです。
ただ一方的に下落および上昇している銘柄なので、平均を考えるのは難しいですね。コロナ後の配当利回りはボーナスタイムです。

 

【UVV】ユニバーサル みその分析まとめ

そうた
みそから見てユニバーサル(UVV) はどんな評価なの?

ユニバーサル(UVV) 分析まとめ


増配45年以上の高配当銘柄
売上高/営業利益/フリーCF低下中でやや危険
たばこ事業のリスクも把握しておくべき
投資タイミングは配当利回り5%以上

増配50年という大台も近づいている中、業績に不安が残るのがUVVです。
連続増配している以上、利益も増え続けないと配当金を出す余力が失われるため、現状の業績ではいずれ減配してしまうと予測されます。

事業内容に将来性があれば別ですが、タバコ事業はどちらかと言えば衰退産業です。
コロナの肺炎含め健康リスクやESGが逆風として挙げられています。
その代わりタバコ市場は寡占化されていくため、ポジションを確立することができれば多大なる利益を独占できるのでしょうが、残念ながらUVVの業績を見る限りポジションは良くありません。

業績が上向かない以上は、少し投資を控えるべき銘柄ではないかと考えています
それでも銘柄分散としてUVVを保有するのであれば、過去の配当利回りの推移から5%以上のタイミングで保有したいですね。

 

最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。

 

そうた
最後まで読んでくれてありがとう!
あとは口座開設して挑戦するだけだね!

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米国個別に関する記事はこちらから

そうた
米国個別銘柄についてまとめているので、気になった銘柄をクリックしてね!

コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)

情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)

生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)

エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)

一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)

ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)

金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)

公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)

BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)

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