【MDUリソーシズ・グループ(MDU)】配当利回り〜4.3%/買い時はいつか? 株価/業績/事業内容を徹底分析!

25年以上連続増配が行われている高配当銘柄「MDUリソーシズ・グループ(MDU)」。
レンジ相場の株価の他に業績も横ばい、今後の業績によって上にも下にも動く状態です。
私みそが「MDUリソーシズ・グループ(MDU)」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。
強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。

みく
「MDUリソーシズ・グループ(MDU)」の株価下落は止まったけれど業績がぱっとしないね。
そうた
過去の中では配当利回りは比較的高い状態だけれど、企業規模も小さめだから少し安定感は低いかもね。

「MDUリソーシズ・グループ(MDU)」に投資をする時、増配年数が長いから、という理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか

もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう

それでは「MDUリソーシズ・グループ(MDU)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。

この記事でわかること


「MDUリソーシズ・グループ(MDU)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「MDUリソーシズ・グループ(MDU)」購入タイミング
みその分析まとめ

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基本情報・事業内容の特徴

そうた
まずは基本情報を確認しようね!

MDUリソーシズ・グループは、電力、天然ガスの配送、規制対象のパイプライン、および、建設資材・請負、建設関連サービスを提供する米国企業である。①収益の大部分を占める建設事業は、電気および通信線、ガスパイプライン、消火システム、ならびに外部の照明および交通信号を専門として、建設および保守サービスを提供している。公益、製造、および政府関連セクターが主な顧客である。モンタナ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州、ワイオミング州、オレゴン州、アイダホ州、ワシントン州で、②発電、配電など電力事業を行うほか、天然ガスのパイプライン、ミッドストリーム(輸送)、供給事業も手掛ける。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)
公式HO:https://www.mdu.com/newsroom/news/default.aspx

上記の説明で1箇所説明したいと思います。

収益の約8割を占めるのは建設資材事業です。
そのため、天然ガスや電力といった事業が中心ではいことは頭に入れておきましょう。
②また残りの収益である電力/天然ガス事業も運用コストの増加で利益を圧迫していますが、パイプライン事業では拡張プロジェクトで利益を出しつつあります。

今後は各国のESGに対する関心度合いによっても業績が変動する可能性があるため、今後の業績動向には注目しなければいけません。

 

配当金推移

そうた
分配金は25年以上、着実に増やしているね!

毎年きれいな右肩上がりのグラフを描いて増配しています。

 

株価と配当利回りの推移

みく
株価はレンジ相場を形成しているね。

株価は下落していますが、2015年ごろまでの株価には落ちていないので少し投資タイミングに迷います。
配当利回りも4%を超えていないので、微妙なところです。

 

売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移

みく
フリーCFのマイナスが時々発生しているのが気になるね。

企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、MDUは売上高は横ばいです
営業利益もなんとも言えないぐらい増減はないですね。
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益

また高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。
これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。
MDUのフリーCFは近頃マイナスが増えてきています。

少し減配可能性が見えてきているので、投資には注意が必要です。

 

【参考】トータルリターン比較(MDU・VYM・HDV・SPYD・VTI)

そうた
2015年からは比較的株価上昇のターンだったね。

2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、トータルリターンでMDUは高配当ETFに優っていますね。
分配金は増加も増加していますし、2015年ごろからは株価も上昇していた。

今後はMDUの株価が元の水準まで戻ってくると、圧倒的な配当利回りとトータルリターンを得ることができますが、ESGの逆風もあります。
複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、MDUは個別株リスクは考えておきましょう

 

【MDU】MDUリソーシズ・グループ 購入タイミングの目安

みく
結局どのタイミングで購入するのが良いのかな。

購入タイミング


毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する

一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。

ただし、投資をするのであれば高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いです。

過去の配当利回りの推移を確認する限りでは投資タイミングは配当利回りが4%以上になります。
もちろん業績やリスクリターンを考えた上で投資を行いましょう。

 

【MDU】MDUリソーシズ・グループ みその分析まとめ

そうた
みそから見てMDUリソーシズ・グループ(MDU)はどんな評価なの?

MDUリソーシズ・グループ(MDU) 分析まとめ


増配25年以上、ただし業績は横ばい
フリーCFのマイナスが気になる
投資タイミングは配当利回り4%以上だが選ぶ必要はあるか

高配当投資家にとっては現在の株価下落、配当利回り増加を見ると投資をしたくなります。
ただし、フリーCFの低下や企業規模を考えると減配可能性も見えてきています。
ESGの逆風も多少あるため今後の事業方向性や業績も確認した方が良いですね。

そのため配当利回り4%も見えているため投資タイミングに見えますが、MDUにこだわる必要があるか、という問題があります。
数多くの銘柄がコロナにより下落していること、ESG問題もあることを考えると積極的に選ぶ必要はないのかな、というのが私みその結論です。

そもそも最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。

そうた
最後まで読んでくれてありがとう!
あとは口座開設して挑戦するだけだね!

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米国個別に関する記事はこちらから

そうた
米国個別銘柄についてまとめているので、気になった銘柄をクリックしてね!

コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)

情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)

生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)

エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)

一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)

ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)

金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)

公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)

BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)

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