【カーディナルヘルス(CAH)】高配当利回り〜4.5%/買い時はいつか? 株価/業績/事業内容を徹底分析!

30年以上連続増配が行われており配当利回り4%〜を超えてきている銘柄「カーディナルヘルス(CAH)」。
2015年以降株価が下落していますが、売上高は伸ばしています。また2019年のオピオイド訴訟が気になりますね。
私みそが「カーディナルヘルス(CAH)」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。
強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。

みく
「カーディナルヘルス(CAH)」の株価急落は気になるな。。。
そうた
オピオイド訴訟もあるけど、株価下落が2015年から始まっている、ということが気になるね。

「カーディナルヘルス(CAH)」に投資をする時、増配年数が長いから、という理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか

もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう

それでは「カーディナルヘルス(CAH)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。

この記事でわかること


「カーディナルヘルス(CAH)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「カーディナルヘルス(CAH)」購入タイミング
みその分析まとめ

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基本情報・事業内容の特徴

そうた
まずは基本情報を確認しようね!

カーディナル・ヘルスは、①医薬品および医療用品の卸販売に携わる世界第3位の物流事業者である。他の同業2社と同様に、時代とともに進化し、病院、ヘルスケアシステム、薬局、外来手術センター、臨床検査室、医師オフィスへのブランド医薬品やジェネリック医薬品および関連サービスの調達と販売に定着してきた。買収を通じて、コモディティ製品や特定の医療機器を製造することができるようになった。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)

上記の説明で1箇所説明したいと思います。

①まずCAHは医薬品及び医療用品の物流事業者において世界第3位であることを頭に入れておきましょう。
他の2社はマケッソン、アメリソースバーゲンです。

上記2社含め、オピオイド訴訟により株価の下落や大きな損失を出しました。
オピオイドは鎮痛剤として処方されるのですが、摂取すると幸福感を得られる麻薬効果があり、過剰摂取すると死亡に至っている事象が発生したのです。
上記の問題によって数十万人が亡くなっているため、訴訟問題へと発展した結果です。

製薬会社や薬局にとっては必要な企業であるため、今の株価を割安とする見方もあります
ただ事実としては株価は低迷しているということですね。

 

配当金推移

そうた
分配金は20年間で圧倒的に増加しているね!

きれいな右肩上がりのグラフを描いています。
20年前と比べると分配金は20倍近くなっているので増配の威力は大きいことがわかりますね。

 

株価と配当利回りの推移

みく
ここ5年間は株価の下落が続いているね。

分配金の増加よりも株価の下落の方が大きいため、実質的に配当利回りが急増しています。
株価だけを見れば割安と感じますが、今後株価が回復するかどうかは見定めなければいけません。

 

売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移

みく
売上高は伸びているけど、2019年の純利益マイナスが気になるね。

企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、CAHはしっかり売上高は積み重なっています
ただし営業利益は直近では減少傾向にあるので少し心許ないですね。
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益

また高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。
これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。
CAHの場合、フリーCFも直近では減少傾向です。

また、2019年の純利益マイナスはオピオイド訴訟によるものなので、ある程度割り切りましょう。
ただし2020年度以降の業績にどれだけの影響が残るのかは見ておくべきです。

 

【参考】トータルリターン比較(CAH・VYM・HDV・SPYD・VTI)

そうた
2015年以降株価は下落していたので、トータルリターンもひどいね。

2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、ちょうどCAHの株価が頂点にある時で、そこから急下落してきたのでトータルリターン としても大きなマイナスとなっています。
このように、複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、CAHの個別株リスクは考えておきましょう

 

【CAH】カーディナルヘルス 購入タイミングの目安

みく
結局どのタイミングで購入するのが良いのかな。

購入タイミング


毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する

一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。

ただし、投資をするのであれば高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いです。
現在が暴落中であるため投資タイミングは過去の中では一番良いでしょう。
ただし下落がさらに続く可能性もあるので資金管理は注意が必要ですね。

 

【CAH】カーディナルヘルス みその分析まとめ

そうた
みそから見てカーディナルヘルス(CAH)はどんな評価なの?

カーディナルヘルス(CAH) 分析まとめ


分配金の増加ペースはピカイチ
ただし2019年オピオイド訴訟による影響が残る
営業利益/フリーCF も直近では減少傾向
投資タイミングは過去の中で今が一番良いが、株価はさらに下落する可能性もある

高配当投資家にとっては現在の株価下落、配当利回り増加を見ると投資をしたくなります。
増配は30年以上続いていますし、売上高やフリーCFを見ても問題ないように見えますが、やはり2019年のオピオイド訴訟が少し足を引いています。
オピオイド訴訟がなくても2015年から株価が下落していたということは、別の問題も存在しますからね。

投資をする場合、過去の中でも比較的安値でありますが、さらなる株価下落の可能性もあるので、しっかり2020年以降の業績も確認した上で投資判断をするべきです。
ちなみに私みその判断としては、投資はしても良いのかなと。コロナ禍において致命的な影響は出ていませんので。ただ繰り返しますが業績には要注目です。

 

ただし、そもそも最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。

そうた
最後まで読んでくれてありがとう!
あとは口座開設して挑戦するだけだね!

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米国個別に関する記事はこちらから

そうた
米国個別銘柄についてまとめているので、気になった銘柄をクリックしてね!

コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)

情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)

生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)

エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)

一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)

ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)

金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)

公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)

BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)

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