【ネクステラ・エナジー(NEE)】配当利回り〜4.2%/買い時はいつか? 株価/業績/事業内容を徹底分析!

25年以上連続増配が行われている銘柄「ネクステラ・エナジー(NEE)」。株価や分配金は右肩上がり、ESGの観点からも向かい風です。
ただし2020年10月に株式4分割が行われた関係で配当利回りの計算には注意が必要です。
私みそが「ネクステラ・エナジー(NEE)」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。
強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。

みく
「ネクステラ・エナジー(NEE)」の株価上昇はすごいね。
そうた
2020年10月に株式4分割行われたばかりだから、配当利回りの計算は注意が必要だよ。

「ネクステラ・エナジー(NEE)」に投資をする時、増配年数が長いから、という理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか

もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう

それでは「ネクステラ・エナジー(NEE)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。

この記事でわかること


「ネクステラ・エナジー(NEE)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「ネクステラ・エナジー(NEE)」購入タイミング
みその分析まとめ

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基本情報・事業内容の特徴

そうた
まずは基本情報を確認しようね!

ネクステラ・エナジーは、規制対象の発電事業を展開する子会社のFlorida Power & Light(FPL)を通じて、フロリダ州の500万人の顧客に電力を供給している。FPLの利益が全体の60%を占めている。2019年に買収したGulf Powerもフロリダ州で規制対象の電力事業を行っている。また、①再生可能エネルギー部門は、米国およびカナダ全域で発電、売電事業を展開している。天然ガス、原子力、風力、太陽光発電による連結ベースの発電能力は51ギガワットを超える。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)

上記の説明で1箇所説明したいと思います。

持続可能エネルギーの発電・販売会社。風力、太陽光、天然ガスによる発電を手掛けており、クリーンエネルギー筆頭銘柄になっております。
米国大統領選挙の動向によってもアメリカの政策は大きく変わりますし、各国のESGに対する関心度合いによっても業績が変動する可能性があるため、今後の業績動向には注目しなければいけません。

2020年10月に株式分割が行われており、投資をしやすい価格帯になったことも頭に入れておきましょう。

 

配当金推移

そうた
分配金は25年以上、着実に増やしているね!

きれいな右肩上がりのグラフを描いています。
増配は25年以上記録しており、分配金は4倍以上増えているので、増配の威力が感じられます。

 

株価と配当利回りの推移

みく
びっくりするほど株価上昇が目立つね。

分配金の増加よりも株価の上昇の方が大きいため、実質的に配当利回りが低下しています。
現状では高配当投資とは言えないほど配当利回りは低くなっていますね。

また、2020年10月に株式分割が行われています。
上図は分割後の配当利回りで記載していますが、分割後として反映されていないサイトでは配当利回りが7%を超えている状態になってしまいます。
高配当銘柄と混同してしまうので注意をしましょう。

 

売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移

みく
業績は右肩上がりで設備投資もどんどん行っていることがわかるね。

企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、NEEの売上堅調に推移しております
営業利益もしっかり伸ばしていますね。
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益

また高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。
これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。
NEEはフリーCFは決して高くはありません
営業CFが高いことを考えると設備投資に重きを置いており、まだまだ企業成長が望めることが伺えます。

ESGの観点からも向かい風が吹いているので、今後の業績向上も注視していきましょう。

 

【参考】トータルリターン比較(NEE・VYM・HDV・SPYD・VTI)

そうた
圧倒的なトータルリターンを誇るけど、ほとんど株価の上昇によるものだね。

2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、トータルリターンではNEEは驚異的なリターンを誇っています。
ただ分配金の増加によるもの、というよりは株価上昇による恩恵がほとんどですね。

今後も分配金増加・株価上昇が見込まれると予想はできますが、株式投資をする中で何が起きるかはわかりません。
複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、NEEは個別株リスクは考えておきましょう

 

【NEE】ネクステラ・エナジー 購入タイミングの目安

みく
結局どのタイミングで購入するのが良いのかな。

購入タイミング


毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する

一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。

ただし、投資をするのであれば高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いです。
ただNEEは高配当ではなく成長株投資として認識した方が良いですね。
そのため投資タイミングは高配当投資とは異なる戦略が必要です。
株価上昇を狙った押し目を狙う、ということになるでしょう。

 

【NEE】ネクステラ・エナジー みその分析まとめ

そうた
みそから見てネクステラ・エナジー(NEE)はどんな評価なの?

ネクステラ・エナジー(NEE) 分析まとめ


増配25年以上、業績も問題なし
ESG観点からも今後は向かい風
トータルリターンも圧倒的な株価上昇により高め
ただし高配当銘柄ではない

まず率直にいうと、高配当投資家にとってNEEは選択肢には出てきません
単純に配当利回りが低いからです。

ただし増配年数25年以上、業績も問題なく、ESGとしても向かい風ということを考えると企業成長は望めます。
そのため、高配当投資ではなく成長株投資のジャンルになるでしょう。

また、NEEは2020年10月に株式分割が行われています。
このブログでは分割後の配当利回りで記載していますが、分割後として反映されていないサイトでは配当利回りが7%を超えている状態になってしまいます。
高配当銘柄と混同してしまうので注意をしましょう。
(私みそも始め引っかかりました。笑)

そもそも最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。

そうた
最後まで読んでくれてありがとう!
あとは口座開設して挑戦するだけだね!

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米国個別に関する記事はこちらから

そうた
米国個別銘柄についてまとめているので、気になった銘柄をクリックしてね!

コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)

情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)

生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)

エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)

一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)

ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)

金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)

公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)

BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)

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