【ユージーアイ(UGI)】配当利回り〜6.3%/買い時はいつか? 株価/業績/事業内容を徹底分析!

30年以上連続増配が行われている高配当銘柄「ユージーアイ(UGI)」。
業績は悪くはないですが株価は低迷中であり、ESG問題を乗り越えられるかが焦点です。
私みそが「ユージーアイ(UGI)」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。
強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。

みく
「ユージーアイ(UGI)」の株価下落が止まらないね。
そうた
これまで株価が急上昇していた分、どこまで下落するのかがわからない状態だね。。

「ユージーアイ(UGI)」に投資をする時、増配年数が長いから、株価が大きく下落したからという理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか

もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう

それでは「ユージーアイ(UGI)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。

この記事でわかること


「ユージーアイ(UGI)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「ユージーアイ(UGI)」購入タイミング
みその分析まとめ

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基本情報・事業内容の特徴

そうた
まずは基本情報を確認しようね!

UGIは、子会社を通じてエネルギーの輸送、マーケティング、および関連サービスを手掛ける米国の持株会社である。ガス公益部門とミッドストリーム&マーケティング部門が全体の売上高の大部分を占めている。①ガス公益部門は、ペンシルベニア州とメリーランド州を中心に規制対象の天然ガスの配給・輸送事業を行う。ミッドストリーム&マーケティング部門には、エネルギー・サービスと発電事業が含まれる。エネルギー・サービス事業は、自社で保有するの加工・貯蔵・パイプラインを通じて、中部大西洋岸や南部大西洋岸に主に天然ガスを販売している。同部門は、また、火力発電施設における発電事業、および売電事業を展開している。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)

上記の説明で1箇所説明したいと思います。

①売上の約3分の1はガス公共部門を占め、他にもガス輸送パイプラインなどの事業があります。
そのためESGの観点からは微妙な立場にあります。
石炭や石油と比べると環境には優しいのですが、あくまでも比較した場合です。
天然ガスも使用すると環境にはダメージを与えるので、クリーンエネルギーと比べると立場は石炭や石油と変わりません。

今後は各国のESGに対する関心度合いによっても業績が変動する可能性があるため、今後の業績動向には注目しなければいけません。

 

配当金推移

そうた
分配金は30年以上、着実に増やしているね!

直近も大きく分配金は増加しているね。
20年間で約5倍まで増えています。

 

株価と配当利回りの推移

みく
ここ数年株価は急落しているね。

分配金の増加よりも株価の下落の方が大きいため、実質的に配当利回りが上昇しています。
コロナ後、少し株価は反発していますが、少し底値が見えづらいです。

 

売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移

みく
売上高はヨコヨコだけど、営業利益やフリーCFはしっかりあるね。

企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、UGIの売上高は増加はしていませんがキープしています
ただし営業利益は2019年は下落しましたが上昇傾向ですね。
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益

また高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。
これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。
UGIのフリーCFは問題ない推移をしていますね。

 

【参考】トータルリターン比較(UGI・VYM・HDV・SPYD・VTI)

そうた
株価の下落がトータルリターンに大きな影響を与えているね。

2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、トータルリターンでUGIは高配当ETF含め劣っています。
分配金は増加していますが、株価の下落による影響が大きいですね。

今後はUGIの事業内容が評価され株価が元の水準まで戻ってくると、圧倒的な配当利回りとトータルリターンを得ることができますが、複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、NWNは個別株リスクは考えておきましょう

 

【UGI】ユージーアイ 購入タイミングの目安

みく
結局どのタイミングで購入するのが良いのかな。

購入タイミング


毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する

一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。

ただし、投資をするのであれば高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いです。

投資タイミングは配当利回りが高まっている今ではありますが、株価の下落がいつまで続くのかも含めて投資判断は行う必要があります。

 

【UGI】ユージーアイ みその分析まとめ

そうた
みそから見てユージーアイ(UGI)はどんな評価なの?

ユージーアイ(UGI) 分析まとめ


増配30年以上、売上高は横ばいも営業利益は増加傾向
ESG観点からは向かい風
投資タイミングは株価下落中、かつ底値が見えづらく難しい

売上高は横ばいですが営業利益は伸びていますので、業績は悪くありません。
しかし、ESGの流れを受けて株価は大きく下落しています

逆張りの投資を行うのであれば、今がタイミングなのでしょうが、もともと株価が急上昇していた分、今回の下落がどこまで続くのかがわかりかねます。
事業の各内容をしっかり把握せず、配当利回りが高いという理由での安易な投資は避けておきましょう。

 

そもそも最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。

そうた
最後まで読んでくれてありがとう!
あとは口座開設して挑戦するだけだね!

もし少しでも気になったのであれば口座開設だけでも済ませてしまいましょう。いざ投資を始めようとしても口座開設には最低でも数日かかってしまします。無料申し込みは数分で終わるのでパパッとやりましょう(^ ^)

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米国個別に関する記事はこちらから

そうた
米国個別銘柄についてまとめているので、気になった銘柄をクリックしてね!

コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)

情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)

生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)

エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)

一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)

ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)

金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)

公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)

BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)

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