60年以上連続増配が行われている高配当銘柄「ネクステラ・エナジー(NWN)」。
業績も低迷、株価も下落中、そしてESG問題を乗り越えられるかが焦点です。
私みそが「ネクステラ・エナジー(NWN)」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。
強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。
「ネクステラ・エナジー(NWN)」に投資をする時、増配年数が長いから、という理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか。
もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう。
それでは「ニュージャージー・リソーシズ(NJR)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。
この記事でわかること
「ネクステラ・エナジー(NWN)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「ネクステラ・エナジー(NWN)」購入タイミング
みその分析まとめ
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目次
基本情報・事業内容の特徴
ノースウエスト・ナチュラル・ホールディングは、①米国の太平洋岸北西部で天然ガスを供給している。子会社のNW Naturalは、天然ガスの購入・供給を行う天然ガス供給部門を通じて、オレゴン州とワシントン州南西部で距離にしておよそ75万メートルにおよび天然ガスを供給している。主にオレゴン州の住宅、商業セクター、工業セクターの顧客から収益を得ている。また、住宅と商業セクターの顧客が収益の大部分を占めている。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)
上記の説明で1箇所説明したいと思います。
①天然ガスはESGの観点からは微妙な立場にあります。
石炭や石油と比べると環境には優しいのですが、あくまでも比較した場合です。
天然ガスも使用すると環境にはダメージを与えるので、クリーンエネルギーと比べると立場は石炭や石油と変わりません。
90%以上も天然ガスの利用料から収益を得ているので方針転換は難しいでしょう。
今後は各国のESGに対する関心度合いによっても業績が変動する可能性があるため、今後の業績動向には注目しなければいけません。
配当金推移
最近の増配率は低くなっていますが、きれいな右肩上がりのグラフを描いています。
株価と配当利回りの推移
分配金の増加よりも株価の下落の方が大きいため、実質的に配当利回りが上昇しています。
株価はリーマンショック後の状態まで落ちています。
配当利回りも4%を超えてきましたので、1つの投資タイミングでもありますね。
売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移
企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、NWNは残念ながらの売上は減少しています。
ただし営業利益は比較的キープできていますね。
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益
また高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。
これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。
NWNのフリーCFは近頃マイナスが増えてきています。
増配年数が長いため意地でも増配は続けると思いますが、フリーCFの低迷が長く続けば減配可能性も否定できない状態ですね。
ESGの観点からも向かい風が吹いているので、今後の業績向上も注視していきましょう。
【参考】トータルリターン比較(NWN・VYM・HDV・SPYD・VTI)
2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、トータルリターンでNJRは高配当ETF含め劣っています。
分配金は増加していますが、株価の下落による影響が大きいですね。
今後はNJRの事業内容が評価され株価が元の水準まで戻ってくると、圧倒的な配当利回りとトータルリターンを得ることができますが、ESGの逆風もあり、また複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、NWNは個別株リスクは考えておきましょう。
【NWN】ネクステラ・エナジー 購入タイミングの目安
購入タイミング
毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する
一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。
ただし、投資をするのであれば高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いです。
投資タイミングは過去最高の配当利回りになっている今ではありますが、株価の下落がいつまで続くのかも含めて投資判断は行う必要があります。
【NWN】ネクステラ・エナジー みその分析まとめ
ネクステラ・エナジー(NWN) 分析まとめ
増配60年以上、ただし業績は悪化中
ESG観点からも向かい風
トータルリターンもよくない状況
投資タイミングは株価下落中のため難しい
まず率直にいうと、業績や政治状況、株価の下落を考えるとまだ投資タイミングではないと考えています。
逆張りの投資を行うのであれば、今なのでしょうが、投資先はNWNでなくても良いですね。
他にもコロナによって下落した割安で良い銘柄がたくさんあります。
特にクリーンエネルギー事業も行っていないので、ESGの逆風を直接に受けるでしょう。
そもそも最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。
あとは口座開設して挑戦するだけだね!
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米国個別に関する記事はこちらから
コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)
情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)
生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)
エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)
一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)
ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)
金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)
公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)
BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)
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