【アッヴィ(ABBV)】高配当利回り〜4.3%/買い時はいつか? 株価/業績/事業内容を徹底分析!

45年以上連続増配(分社化前含む)が行われており配当利回り5%〜を超えてきている高配当銘柄「アッヴィ(ABBV)」。
コロナショックでも減配どころか株価への影響も小さく、現在も業績を伸ばし続けている優良企業です。
私みそが「アッヴィ(ABBV)」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。
強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。

みく
「アッヴィ(ABBV)」の株価や分配金の上昇は目を見張るものがあるね!
そうた
業績も株価も右肩上がりだから、投資タイミングが重要だよ。

「アッヴィ(ABBV)」に投資をする時、配当利回りが高いから、という理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか

もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう

それでは「アッヴィ(ABBV)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。

この記事でわかること


「アッヴィ(ABBV)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「アッヴィ(ABBV)」購入タイミング
みその分析まとめ

\みそも楽天証券でつみたてNISA実践中!/
楽天証券

 

基本情報・事業内容の特徴

そうた
まずは基本情報を確認しようね!

アッヴィは、免疫学や腫瘍学分野に主軸を置く医薬品企業である。現在、①主力製品であるヒュミラによる利益が全体の利益の過半を占める。2013年初頭にアボット・ラボラトリーズから分社化された。②最近のアラガンの買収によって、審美および女性医学分野での新薬が追加されることになる。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)

上記の説明で2箇所簡単に説明したいと思います。

①主力製品であるヒュミラは間接リウマチに関わる製品です。ただし2023年に特許切れとなってしまうため、その対策として②アラガンの買収が行われました。

医薬品業界は新薬を開発できるかが鍵となります
開発できなければ、既存の特許切れが起きることにより収益が大きく損なわれます。
アラガンの買収によりひとまず安心ですが、今後は新薬を開発できるか、引き続き買収できるか、ということを注意しなければいけませんね。

 

配当金推移

そうた
配当金も右肩上がりで推移しているね!

アッヴィはアボット・ラボラトリーズ(ABT)から分社化されましたが、ABT時代の増配年数をカウントすると45年以上になります。
アッヴィも右肩上がりの分配金の推移をしており、分社化してから考えても約3倍に増えていますね。

 

株価と配当利回りの推移

みく
コロナショックのときもそこまで株価は下落していないね!

アッヴィの株価は長期的には上昇傾向にあります。
また分配金も増加しているので配当利回りも比較的安定していますね。

コロナショックで株価は大きなダメージを受けていないため、ディフェンシブ銘柄の1つと言われています。
ヘルスケアセクターの中では配当利回りの高さはトップクラスであるため、セクター分散の銘柄としては選びたくなりますね。

 

売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移

みく
売上高/営業利益/CF すべてしっかり増えているね!

企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、アッヴィはしっかり売上高は積み重なっています
営業利益もしっかり増えていますね
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益

また高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。
これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。
アッヴィの場合、フリーCFもしっかり増えています
売上高/利益/CF すべて増加傾向にあるので減配可能性はないですし、企業の成長性もまだまだ望めますね。

 

【参考】トータルリターン比較(ABBV・VYM・HDV・SPYD・VTI)

そうた
配当金ももともと高かったけれど、株価の上昇がトータルリターン を押し上げているね。

2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、高配当ETFやVTIと比べてもトータルリターンで優っています。
コロナショックでもほとんど株価はそこまで下落していなかったことを考えると、経済危機の際下落しやすい高配当銘柄の中ではキラリと光るところがありますね。
ただし、複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、アッヴィは個別株リスクは考えておきましょう

 

【ABBV】アッヴィ 購入タイミングの目安

みく
結局どのタイミングで購入するのが良いのかな。

購入タイミング


毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する

一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。

ただし、投資をするのであれば高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いです。
過去の平均から見ると配当利回りが最低でも5%超えるタイミングで投資を行いたいですね。

 

【ABBV】アッヴィ みその分析まとめ

そうた
みそから見てアッヴィ(ABBV)はどんな評価なの?

アッヴィ(ABBV) 分析まとめ


売上高/営業利益/フリーCF 右肩上がり
トータルリターンも高く、経済危機には強いディフェンシブ銘柄
短期的な配当金も増配により将来的なインカムもどちらも望める
配当利回り5%以上が投資タイミング

分社化前から数えると増配は45年以上、また売上高/営業利益/CF は着実に積み重ねていますので企業としての成長はまだ望めます

従来から配当利回りも高く、経済危機には強いディフェンシブ銘柄でもあるので、高配当投資家にとっては持っておきたい銘柄です。
トータルリターンもVTIを上回っていることも好感を持てます。
特にヘルスケアセクターの銘柄で配当利回りが高くなることは少ないので、株価が下落した時に投資をしたいですね。

 

ただし、そもそも最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。

そうた
最後まで読んでくれてありがとう!
あとは口座開設して挑戦するだけだね!

もし少しでも気になったのであれば口座開設だけでも済ませてしまいましょう。いざ投資を始めようとしても口座開設には最低でも数日かかってしまします。無料申し込みは数分で終わるのでパパッとやりましょう(^ ^)

\みそも楽天証券でつみたてNISA実践中!/
楽天証券

 

米国個別に関する記事はこちらから

そうた
米国個別銘柄についてまとめているので、気になった銘柄をクリックしてね!

コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)

情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)

生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)

エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)

一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)

ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)

金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)

公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)

BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)

\みそも楽天証券でつみたてNISA実践中!/
楽天証券

 

© 2024 みその資産運用教室 Powered by AFFINGER5