【アイビーエム(IBM)】高配当利回り〜5.8%/買い時はいつか? 株価/業績/事業内容を徹底分析!

25年以上連続増配が行われており配当利回り5%〜で推移することも増えた高配当銘柄「アイビーエム(IBM)」。
有名企業、かつ高配当銘柄ということで注目を浴び始めていますが、業績も株価も下落中とあまり良くありません。
私みそが「アイビーエム(IBM)」基礎知識や投資タイミングなどをお伝えします。強みや弱みを含めて投資の参考になればと思います。

みく
「アイビーエム(IBM)」は有名な企業だから誰でも知ってるよね!
そうた
ただ知名度と業績や株価には全く関係ないから、投資をする時は有名企業というだけで惑わされないでね。

「アイビーエム(IBM)」に投資をする時、有名な企業だから、増配年数が長いから、という理由だけでなんとなく投資をしていないでしょうか

もちろん上記のことは事実ではありますが、事業内容や業績もしっかり把握しておかないと、いつの間にか減配危機が訪れていたりするから注意をしましょう

それでは「アイビーエム(IBM)」におけるこれまでのデータをみていきますので、ぜひアナタに合う銘柄であるかを確認して運用を決めてくださいね。

この記事でわかること


「アイビーエム(IBM)」の事業内容
株価・配当金・配当利回り推移
売上高・営業利益・純利益推移
キャッシュフロー推移
「アイビーエム(IBM)」購入タイミング
みその分析まとめ

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基本情報・事業内容の特徴

そうた
まずは基本情報を確認しようね!

IBMは、企業の情報技術(IT)において必要なあらゆる側面の一部となっている企業である。主にインフラストラクチャー・サービス(収益の37%)、ソフトウェア(29%)、ITサービス(23%)、ハードウェア(8%)を販売している。①175カ国で事業を運営し、約35万人を雇用している。8万のビジネスパートナーを有し、5,200の顧客(フォーチュン500全体の95%を占める)にサービスを提供している。B2B企業であるが、対外的影響はかなり大きい。例えば、全クレジットカード取引の90%をグローバルに管理し、世界の全無線接続の50%を担当している。
参考:マネックス証券(銘柄スカウター)

上記の説明で1箇所簡単に説明したいと思います。

IBMは世界175ヶ国とほぼ全世界にて事業を行っています
投資に詳しくない人でもIBMの名前を知っている人は多く、馴染みやすい銘柄でもあります。
また情報通信セクターに属しているため、将来性/成長性のある事業イメージがありますよね。

ただし注意しなければいけないのは、有名であること=良い銘柄 ではないということです。
あなたが持っているイメージに引っ張られてはいけません。
しっかりと業績や株価の推移も把握してから投資をしましょう。

 

配当金推移

そうた
増配25年以上は伊達ではないね!

配当利回りはきれいな右肩上がりのグラフですね。
しっかり毎年増配しています。

 

株価と配当利回りの推移

みく
配当利回りも今は特に高い状態だね!

リーマンショック後高値をつけてから、ずっと下落していますね。
配当金は毎年増加していますが、それ以上に株価が下落しています。
底値のタイミングを掴むのが非常に難しいですね。

 

売上高・営業利益・純利益・当期利益・キャッシュフロー 推移

みく
業績は右肩下がりで将来性を感じられないね。

企業の成長性に一番危険とされるのが売上高の減少ですが、残念ながら売上高は落としています
また営業利益に関しても減少傾向です。
※営業利益=本業から得られる利益 純利益=本業以外も含めた利益

また高配当銘柄で注目すべき点がフリーキャッシュフローです。
これがマイナスだと利益がない中、無理に配当金を支出していることになります。
IBMの場合、フリーキャッシュフローも減少傾向です

業績を見る限りでは投資タイミングではないですね。

 

【参考】トータルリターン比較(IBM・VYM・HDV・SPYD・VTI)

そうた
株価が上昇していないからトータルリターンは低めだね。

2015年SPYDが運用されてからの比較をしていますが、トータルリターンではIBMは最も劣っています。

情報通信セクターに属するため、今後IBMの事業内容や業績は期待したいというのが本音ですが、現状のリターンでは物足りない結果です。
複数銘柄で構成されている他高配当ETFとは異なり、IBMは個別株リスクは考えておきましょう

 

【IBM】アイビーエム タイミングの目安

みく
結局どのタイミングで購入するのが良いのかな。

購入タイミング


毎月決まった金額を機械的に購入する
安くなった時にまとめて購入する

一番簡単なのが定期積立ですね。例えば毎月25日(給料が入った直後)3万円分購入する。このようにすれば相場の上下に影響されることなく、投資をすることができます。

高配当個別銘柄に関しては株価の変動も大きいため、目標の配当利回りを超えた(株価が下がった)タイミングでまとめて保有した方が良いですね。

ただ「株価と配当利回りの推移」でもお話ししましたが、株価の急落に伴い配当利回りは現在急上昇しているため、どのタイミング(配当利回り/株価など)で投資するべきかは不明確です。
もしIBMに投資をするのであれば、少しずつ時間分散して購入していくのが良いでしょう。

 

【IBM】アイビーエム みその分析まとめ

そうた
みそから見てアイビーエム(IBM)はどんな評価なの?

アイビーエム(IBM) 分析まとめ


増配は25年連続だが、業績も株価も下落中
トータルリターンも高配当ETFやVTIより劣る
投資タイミングは事業内容に精通していないと難しい

高配当銘柄の中では、比較的有名になってきていますが、売上高/営業利益/CF どれも減少傾向です。
情報通信セクターは利点に感じられるのですが、IBMは株価も下落中でトータルリターンも劣ります。
配当利回りが高まっている今が投資タイミングに感じられますが、ここから反発して上昇するのか、このまま下落し続けるのか予測がつきづらいです。
事業内容や将来性に自信がない限りは投資をしたとしてもポートフォリオの一部分に留めておくのが良いでしょう。

また、最終的には長期的なリターンを狙うのか、短期的なインカムを狙うのか。
FIRE(早期リタイア)したいのか、老後のための資金作りなのか。
投資目的によって選ぶ銘柄は変わりますので、一つの参考として捉えていただけると嬉しいです。

そうた
最後まで読んでくれてありがとう!
あとは口座開設して挑戦するだけだね!

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米国個別に関する記事はこちらから

そうた
米国個別銘柄についてまとめているので、気になった銘柄をクリックしてね!

コミュニケーション・サービスセクター
・AT&T(T):米国第2位の携帯電話会社(配当利回り〜7.3%)
・ベライゾン(VZ):米国最大の無線通信会社(配当利回り〜7.3%)
・テレフォン&データシステムズ(TDS);中小携帯通信会社(配当利回り〜3.9%)
・ジョン・ウィリー&サンズ(JW.A):学術雑誌やオンライン教育提供会社(配当利回り〜4.3%)

情報技術セクター
・アイビーエム(IBM):世界175 ヵ国で事業運営(配当利回り〜5.8%)

生活必需品セクター
・アルトリア(MO):タバコ事業_米国業界首位(配当利回り〜8.7%)
・フィリップモリス(PM):たばこ事業_米国除く海外で販売(配当利回り〜6.7%)
・ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI):タバコ事業_イギリス本社ADR現地課税なし(配当利回り〜7.9%)
・ユニバーサル(UVV):葉タバコのグローバルサプライヤー(配当利回り〜7.2%)
・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA):米国拠点大手薬局チェーン(配当利回り〜5.4%)

エネルギーセクター
・エクソンモービル(XOM):世界最大級の石油精製会社(配当利回り〜10.1%)
・シェブロン(CVX):米国2位石油会社(配当利回り〜7.0%)

一般消費財セクター
・ウェイコ・グループ(WEYS):米国を拠点としたフットウェアの販売(配当利回り〜6.0%)

ヘルスケアセクター
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ):医薬品/衣料品/消費部門で構成(配当利回り〜3.7%)
・アッヴィ(ABBV):間接リウマチ薬ヒュミラ牽引(配当利回り〜4.3%)
・アボット・ラボラトリーズ(ABT):医療機器/診断機器など販売(配当利回り〜2.7%)
・カーディナルヘルス(CAH):医薬品/医療用品の世界第3位物流業者(配当利回り〜4.5%)

金融セクター
・ピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル(PBCT):預金390億ドル近くある銀行持株会社(配当利回り〜6.9%)
・マーキュリー・ゼネラル(MCY):主に自動車保険を扱う損害保険会社(配当利回り〜8.6%)
・ユナイテッド・バンクシェアーズ(UBSI):中小銀行会社(配当利回り〜7.5%)
・オールド・リパブリック・インターナショナル(ORI):中小損害保険会社(配当利回り〜8.7%)
・コミュニティー・トラスト・バンコープ(CTBI):小型銀行会社(配当利回り〜5.4%)
・サウスサイド・バンクシェアーズ(SBSI):個人型金融サービス会社(配当利回り〜5.0%)
・ファースト・オブ・ロングアイランド(FLIC):小型金融サービス会社(配当利回り〜4.9%)
・フランクリン・リソーシズ(BEN):投資運用サービス会社(配当利回り〜6.3%)

公益セクター
・ナショナル・フューエル・ガス(NFG):天然ガス/石油の探査生産(配当利回り〜5.2%)
・ネクステラ・エナジー(NEE):発電事業および再生可能エネルギー事業(配当利回り〜4.2%)
・ニュージャージー・リソーシズ(NJR):天然ガス供給会社(配当利回り〜4.7%)
・ネクステラ・エナジー(NWN):天然ガス供給会社(配当利回り〜5.3%)
・MDUリソーシズ・グループ(MDU):売上の約8割建設資材サービス(配当利回り〜4.3%)
・ユージーアイ(UGI):天然ガス供給(配当利回り〜6.3%)
・コンソリデーテッド・エジソン(ED):電気および天然ガス供給(配当利回り〜6.6%)
・ブラック・ヒルズ(BKH):天然ガスおよび電気供給(配当利回り〜4.0%)

BDC銘柄
・エイリス・キャピタル(ARCC):BDC時価総額トップ(配当利回り7.6%〜)
・メイン・ストリート・キャピタル(MAIN):連続増配銘柄(高配当利回り5.4%〜)

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