外為オンライン「iサイクル2/サイクル2」を稼働させるのに必要な「通貨ペア・ボラリティ参考期間・想定変動幅・ポジション方向(売買)・資金」の選び方や設定方法の考え方などをお伝えします。「iサイクル2/サイクル2」は運用方法によって、少し複雑な考え方・利益率計算の仕方が必要ですので、初心者向けだけでなく、中級者以上向けにも参考になる具体的な手法を記載しています。


設定の方法だけでなくて考え方もきちんと伝えるよ。
「iサイクル2/サイクル2」の設定において、通貨ペア・想定変動幅・資金などしっかり理解して運用はできていますでしょうか?
自動売買FXにおいては設定が全てです。運用方法や設定がきちんと考えられておらず、コツコツ利益を積み重ねているように見えて、大きな損失に繋がる運用をしている人が多いです。
「iサイクル2/サイクル2」の設定は人それぞれですが、真似をするのではなく、しっかり自分で理解して運用することが大事です。
「iサイクル2/サイクル2」の設定の考え方、そもそもこの2つは異なるシステムであるのか、などをそれぞれの項目を1つずつ丁寧に説明しますので、ぜひアナタに合う運用方法を見つけてくださいね。
この記事でわかること
先生の実績や設定
利益や損失額の考え方
通貨ペア・ボラリティ参考期間・想定変動幅の考え方
資金管理や両建ての考え方
初心者におすすめする運用方法・設定
目次
- 1 先生の「iサイクル2/サイクル2」運用設定・実績
- 2 「iサイクル2/サイクル2」設定の考え方
- 2.1 【おさらい】「iサイクル2/サイクル2」の違い・仕組み(図解)
- 2.2 【前提】利益・損失の考え方
- 2.3 【考え方①】運用資金と想定変動幅を中心に考える
- 2.4 【考え方②】利益金額(ポジション間隔)中心に考える(サイクル2ワイド注文のみ)
- 2.5 【サイクル2】ワイド方式(売買方向)とは
- 2.6 【サイクル2】リスク軽減値とは(ワイド方式のみ)
- 2.7 【iサイクル2】ボラリティ方式とは
- 2.8 【iサイクル2】ランキング方式とは(トレンド機能追加)
- 2.9 【iサイクル2】マトリクス方式とは
- 2.10 通貨ペアの考え方
- 2.11 注文ロット(取引数量)の考え方
- 2.12 損切り有無の考え方:損切りなしのみ
- 3 【検証①】先生の設定はどのように考えたのか
- 4 【まとめ】「iサイクル2/サイクル2」の設定を考える上で必要なこと
- 5 「iサイクル2/サイクル2」設定に関する疑問点
- 6 「iサイクル2/サイクル2」に関する記事はこちらから
先生の「iサイクル2/サイクル2」運用設定・実績

私は自動売買FXを比較するために2019年3月後半に「サイクル2」を以下で運用を始めました。
豪ドル円
システム:サイクル2
通貨ペア:豪ドル円
ボラリティ参考期間:半年
ポジション(売買)方向:ワイド方式
想定変動幅:1,240PIP(入力時は2,480)
→注文ポジション間隔が40銭幅になるように手動で入力調整(売り設定分は解除)
→最大ポジション数は自動計算
リスク軽減値:0(ワイド方式のみ設定可能)
対象資産(資金):30万円
資金30万円に対して、2ヶ月で累計利益が10,000円弱、年利では約20%ほどで推移しています。
運用していて実感したのが、「サイクル2」は自動売買FXの中でも目立たない部類ですが、利益率はそこそこ良いということ。ワイド方式などハーフハーフの運用を行う場合には一番設定しやすいのではないかと考えております。
同じ設定で他の自動売買FXである「ループイフダン・トライオートFX・トラリピ・トラッキングトレード」を運用していますが、ワイド方式はトラップの仕掛けにくいトラッキングトレードの欠点をうまく補足しているので、総合的には使いやすい部類に入ります。
「iサイクル2/サイクル2」設定の考え方

サイクル2の場合
実際に「サイクル2」の注文直前の画面まで進むと、以下の画像にある「通貨ペア・注文種類(サイクル2)・想定変動幅(参考期間)・ポジション方向(売買)・資金・リスク軽減値(ワイド方式のみ)」を考える必要があります。
iサイクル2の場合
実際に「iサイクル2」の注文直前の画面まで進むと、以下の画像にある「通貨ペア・注文種類(iサイクル2)・想定変動幅(参考期間)・ポジション方向(売買)・資金」を考える必要があります。
「iサイクル2/サイクル2」はそれぞれ上記画面の設定だけで始めることができるのですが、どうやって自分で設定を考えていくのかをここから説明します。
ただ豪ドル円の〇〇運用が良いよ、と言われて運用しているだけでは、学びはありません。
しっかり「iサイクル2/サイクル2」の仕組みを理解できれば、他の資産運用にも考え方は活きてきますので、しっかり学びましょう。
【おさらい】「iサイクル2/サイクル2」の違い・仕組み(図解)

公式HPで紹介されている「iサイクル2/サイクル2」の仕組みを引用しますね。
それぞれを簡単に表すと以下の図のように「追尾」するか「レンジ」で動くかの違いです。


値動きが注文した指定値段に届くと、買い注文が執行されて買いポジションを保有します。その後、売り注文の指定値段に届いた時点で買いポジションが決済され、利益が確定されるというわけです。
上記の画像のように、相場が上下することによって注文と決済を繰り返すのがリピート系自動売買FXの特徴です。
相場は上下に動くものなので、設定した「iサイクル2/サイクル2」が注文と決済を繰り返します。
その中でもiサイクル2はトレンド追従型、サイクル2はレンジ型と考えて良いでしょう。
相場が上昇した場合、下落した場合、どのような注文や決済の取り方をするのか、「iサイクル2/サイクル2」この2つの動き方は異なるのでしっかりと画像で把握しましょう。
【前提】利益・損失の考え方

円ベースでまずは考えてみましょう。例えばドル円、豪ドル円、ユーロ円、など語尾に「円」がつくものですね。
現在ドル円が100円、10,000通貨保有していたとします。この場合1円相場が動けば損益が1万円動きます。
・100円→101円:1万円の利益
・100円→98円:2万円の損失(含み損)
・100円→107円:7万円の利益
これでわかりましたでしょうか?
もし、これが円を挟まない場合どうでしょうか。例えばユーロドルで考えてみましょう。
現在ドル円が110円、10,000通貨保有していたとします。この場合0.01相場が動けば損益が100ドル動きます。
これは少しややこしいので、実際にチャートを見てみましょう。
この時の価格は1.11988です。わかりやすく1.11とします。
これは語尾に「(アメリカ)ドル」がつくものですね。
・1.11→1.12:100ドルの利益=11,000円(100ドル×110円)の利益
・1.11→1.10:100ドルの損失(含み損)=11,000円(100ドル×110円)の損失(含み損)
・1.11→1.20:900ドルの利益=99,000円(900ドル×110円)の利益
ユーロドルの損益を円で表すためには、ユーロドルで利益を計算→ドル円で利益を換算という一手間がかかります。
「ユーロドル→ドル円」と考えればわかりやすいと思います。

ちなみにですが、それでは豪ドルNZドルではどうでしょうか?
、、、、、「豪ドルNZドル→NZドル円」で考えれば良いので、豪ドルNZドルで利益を計算→NZ円で利益を換算という風に考えれば大丈夫です。
これで利益や損失の基本的な計算をすることができると思います。
【考え方①】運用資金と想定変動幅を中心に考える

例えば豪ドル円の変動値幅を15円という狙いに絞り、資金30万円で始めるというような場合です。
ちなみに2019年6月上旬時点で設定すると以下のようなポジション間隔の設定になりました。
この設定は「サイクル2」側が意図している設定方法だと考えられるのですが、デメリットとしては参考レートより高い注文が1つしかないということです。
この点はワイド注文を利用し、自分で注文ターゲットレートを変更すれば良いですが少し手間がかかりますね。
【考え方②】利益金額(ポジション間隔)中心に考える(サイクル2ワイド注文のみ)

狙う利益が小さすぎると多くの注文本数を仕掛けないと利益になりにくいですし、本数が多くなればそれだけ資金が必要になります。
そういう時に考えるのがポジション間隔を設定するということです。例えば40銭間隔で注文と決済を繰り返すような設定です(私もこの設定をしております)
この場合は自分でポジション間隔を決めますので把握はしやすいです。ただし【考え方①】と同様、参考レートより高い注文が1つしかなく、それ以外は現状のレートよりも低いところでしか注文されません。
もしそれ以上高いレートでの注文を行いたい場合はワイド注文を利用するしかありません。この次に説明するワイド方式の注文では注文ターゲットレートを自分で変更することもできます。売り注文設定も行ってしまいますが、売り注文が稼働するレートになる前に「サイクル2」そのものを停止させれば良いです。
私もワイド方式の注文を利用して、稼働当時のレートよりも上で注文設定ができるようにしております。
【サイクル2】ワイド方式(売買方向)とは

上図の通りにはなりますが、売りと買いの中心レートを決め、それぞれ同じ値幅同じポジション量で注文決済を行うための設定で、ハーフハーフの運用とも言われています。
ポジション間隔とポジション数は資金や想定変動幅によって変わりますが、自分が想定したレンジの上方では売り、下方では買いを行います。
この機能は自動売買FXの中でも「サイクル2」しかありません。他の自動売買FXでは手動で設定する必要があり手間がかかります。
【サイクル2】リスク軽減値とは(ワイド方式のみ)

サイクル2取引ワイド方式の注文画面で、「リスク軽減値」を設定することにより、中心レートがら上下に発注するポジションの間隔(値幅)が階段状に広がります。その為、設定するレンジ内での最大ポジション数が減ることになります。
最大ポジション数が減るということは、下落した時の含み損が少なくなるので、結果としてリスクが軽減されるということになります。
ただその分細かい値動きでは注文決済がされなくなるデメリットももちろんあるので設定する際はどちらが良いのか注意しましょう。
【iサイクル2】ボラリティ方式とは

「ボラリティ方式」というのは、いつも見慣れている自分で注文内容を設定画面ですね。
一応名前が付いているということだけ知っておけば大丈夫です。
【iサイクル2】ランキング方式とは(トレンド機能追加)

「ランキング方式」とは、外為オンラインの店頭取引のシミュレーションにおいて、高い利益を獲得している注文内容をランキング形式でリストアップしているものになります。
アナタの資金で注文可能な注文内容を選択すると、同じ条件でiサイクル2がスタートできます。
どの期間のシミュレーションをするのか、通貨ペアなども選択できるので、実際にどの設定が良かったのかを確認することができます。
システムがトレンドを見極めて自動的に売り買いを判断する「トレンド機能」も追加され、とうとう売買方向すらも自動売買FXにお任せできる時代がきました。
ただし注意点としては、あくまでも過去のシミュレーションから計算したもので、今後シミュレーション通りに利益が積み重なっていくとは限らないので注意しましょうね。
【iサイクル2】マトリクス方式とは

マトリクス方式は、ポジション間隔と想定変動幅(レンジ)を想定した場合、過去の期間(上図では3ヶ月)において、どのくらいの決済損益が発生したかを確認することができます。
上図でいうと豪ドル円は上記の3ヶ月では5円(500PIP)以上の下落した相場であったため、想定変動幅が小さいとマイナスになっていますね。
ちなみに青色になっている部分が今ある資金で注文できる部分になるので、口座資金約30万円では上図のシステムしか稼働できないことになります。
今自分が運用できる口座資金でどのくらいのシステムを稼働させることができるのか、目安を把握することができるので、実際に運用するかはさておき便利ですね。
通貨ペアの考え方
「iサイクル2/サイクル2」の通貨ペアは2019年6月時点で以下の26通貨ペアで利用することができます。
・米ドル円 ・ユーロ円
・英ポンド円 ・豪ドル円
・NZドル円 ・カナダドル円
・スイスフラン円 ・豪ドルスイスフラン
・豪ドルNZドル ・豪ドル米ドル
・ユーロ豪ドル ・ユーロカナダドル
・ユーロスイスフラン ・ユーロ英ポンド
・ユーロNZドル ・ユーロ米ドル
・英ポンド豪ドル ・英ポンドスイスフラン
・英ポンドNZドル ・英ポンド米ドル
・NZドル米ドル ・米ドルカナダドル
・米ドルスイスフラン ・南アフリカランド円
・トルコリラ円 ・メキシコペソ 円
この中でどの通貨ペアが自動売買FXに最適であるかを考えてみましょう。早速結論からお伝えします。
ポイント
長期的にレンジ相場であるか
変動値幅が狭いか
ボラリティは高いか(相場がよく動くか)
過去の相場から底値に近いか
スワップポイントがプラスであるか(できれば)
全てが全て当てはまる通貨ペアは少ないですが、1つの指針として考えられますね。
そして、この条件をまずまずクリアできるのは豪ドル円、ユーロドル、カナダドル円と考えています。1つずつ見ていきましょう。
※通貨ペアも多いのでここから下はクリックするとタブが開けるようにしているので、気になる通貨ペアを見てください。
豪ドル円(運用のしやすさ○)
ユーロドル(運用しやすさ○)
カナダドル円(運用しやすさ○)
ドル円(運用しやすさ△)
ユーロ円(運用しやすさ△)
他にも通貨ペアはありますが、おすすめできる、もしくは批評すべき通貨ペアがありましたら追記していきたいと考えています。
(番外編)高金利通貨:トルコリラ円・南アフリカランド円・メキシコペソ円
注文ロット(取引数量)の考え方


取引数量は1,000通貨、10,000通貨と言われている部分ですね。
取引数量を2は1と比べると単純に倍近くの資金が必要になります。
まずは取引数量1(1,000通貨)で運用しましょう。1,000通貨で運用してみて、値幅や取引本数を変更しなくて良く、かつ利益を求めたい場合に変更する値です。
もし初めての運用であれば、そのくらいの利益が出て損失になるのかもわからないはずです。
むしろ取引数量2(2,000通貨)にすることができるのであれば、資金は半分で済むはずなので、自分の運用方針に自信を持ち、資金を増やして利益を出したいときに変更する場所だと考えておきましょう。
損切り有無の考え方:損切りなしのみ

「iサイクル2/サイクル2」では残念ながら「損切りなし」のみの設定しかありません。
そのため保有しているポジションで損切りをしたいときは、それぞれの個別注文の損切りレート(逆指値)を変更する必要があります。
とはいえ、自動売買FXにとっては損切りなしの方が良いため、デメリットではないので安心してくださいね。
【検証①】先生の設定はどのように考えたのか

それでは、もう一度初心者向けの設定をおさらいしましょう。
豪ドル円
通貨ペア:豪ドル円
ボラリティ参考期間:半年
ポジション(売買)方向:ワイド方式
想定変動幅:1,240PIP(入力時は2,480)
→注文ポジション間隔が40銭幅になるように入力調整(売り設定分は解除)
→最大ポジション数は自動計算
リスク軽減値:0(ワイド方式のみ設定可能)
対象資産(資金):30万円
通貨ペアにおいて豪ドル円を採用した理由は「通貨ペアの選び方」でも説明しましたが、豪ドル円は長期的にはレンジ相場であり、過去最安値を資金が比較的少なくカバーできる設定であるからです。
他の理由としては、自動売買FXを比較する上で、すでに他の証券会社で豪ドル円を利用していたという理由があります。
そのためポジション間隔を40pip(銭)にし、最大ポジション数も限りなく25に近づけました(10円程度の下落についていく設定を他の自動売買FXで行なっています)
また「【考え方②】利益金額(ポジション間隔)中心に考える」でも説明したように、サイクル2を稼働したタイミングより上のレートでは注文がほとんどされないため、ワイド方式の注文を意図的に設定しました。ただしワイド方式の売り設定分は使用する予定はないため、実際に運用が始まる前(83円付近に相場が動いた時)に停止させる予定です。
ちょっとこの点が面倒ですが仕方がないですね。
【まとめ】「iサイクル2/サイクル2」の設定を考える上で必要なこと

「iサイクル2/サイクル2」の設定を考える上で以下の画像のように「通貨ペア・想定変動幅(参考期間)・ポジション方向(売買)・資金・(ワイド方式のみ:リスク軽減値・中心レート)」を考える必要があります。
まとめ
なぜその通貨ペアを選びましたか?
なぜその想定変動幅にしましたか?
なぜリスク軽減値はその数値にしましたか?(ワイド方式のみ)
加えて、
その資金でいくらまでの下落(上昇)に耐えられますか?
(初めてであれば)少額から運用していますか?
これらは説明できるようになりましょう。
ただ豪ドル円1500pip資金30万円で始めれば良いよ、と言われて運用しているだけでは、学びはありません。
もちろん、本当に初めてであれば運用しながら覚えていくことも良いですが、最終的には考えられるようにしましょうね。
「iサイクル2/サイクル2」設定に関する疑問点

Q.「iサイクル2/サイクル2」どっちがおすすめ?

A.初心者はレンジ対応の「サイクル2」がおすすめ。
「【おさらい】「iサイクル2/サイクル2」の違い・仕組み(図解)」でも説明しましたが、「追尾」するか「レンジ」で動くかの違いです。


ただ追尾していくiサイクル2では想定レンジがどんどん上昇(下落)していくので、リスクコントロールが難しくなります。
もし想定レンジが5円上昇すればその分ロスカットレートも5円上昇します。そこから急落した時に対応できる資金があるのかを、その時々で把握する必要が出てきます。
慣れればすぐに把握できますが、特に戦略がない・どっちでも良いというのであれば、レンジ対応のみのサイクル2で運用すべきだと思います。
Q.結局資金はいくらあればいいの?

A.運用方針によります。
ただ「iサイクル2/サイクル2」に関しては自分の資金と変動値幅を決めて運用できるので、資金は少なくても運用することはできます。
10万円でも運用することはできますね。もちろんその分利益が少なかったり、想定変動値幅が狭すぎたりすればロスカットになってしまったりする可能性もあるので注意しましょう。
Q.「iサイクル2/サイクル2」って勝てない? 損失は出るの?

A.投資なのでもちろん損失を出すことはあります。
基本的には「iサイクル2/サイクル2」を始めるまでに、どのように運用するのか、資金管理さえ徹底すれば負けません。
ただ1つ言えることは、自動売買FXは仕組み上、含み損を抱えながら運用していきます。
例えば78.2円で注文し、78.6円で決済するシステムがあったとします。
ちょうど78.2円まで相場が下落し、注文が行われます。すぐに反発上昇することなんか、ほとんどないですよね。
少なからず78.1円や78.0円まで下落することもありますし、反発せずにそのまま77円台に突入するかもしれません。
しかし、相場が上下を繰り返すものなので、1週間後には相場が上昇して決済されているかもしれません。
注文が行われなければ決済はもちろん行われません。しかし、都合よく注文と決済を繰り返すというわけではないので、資金管理が大切なのです。
損切りしなくて済むよう、ロスカットしないよう自分の資金に見合った運用ができていることが重要です。
しっかりこの記事を読み込んで設定の考え方を身につけましょう。
Q.口座開設や手数料はかかるの?

A.手数料はかかりません。また、口座開設費用・口座維持費用・入金手数用・出金手数料は無料です。
特に「iサイクル2/サイクル2」はスプレッドも他の自動売買FXと比べるとかなり狭いため、比較すると利益率が高くなる傾向があります。
「iサイクル2/サイクル2」の運用方法に慣れている、使いやすいのであれば一番優先して利用しても良いと考えられます。
Q.「iサイクル2/サイクル2」の口座維持率はどのくらいがいいの?

A.長期運用の目安は800%前後、短期運用の目安は300%前後です。
ただし、口座維持率よりも、いくらの下落(上昇)まで耐えられるかを考えるべきです。
もちろん口座維持率は高いに越したことはありませんが、高すぎても資金効率は悪くなります。
基本的には800%前後で運用し、急な下落の際でも500%はキープしたいです。
ただし、短期運用で利益を求める場合は最低でも300%は維持して運用しましょう。
リーマンショック級の下落には耐えられませんが、追加資金の投入には間に合うと思います。
一方、口座維持率は下落(上昇)によってどのくらいのポジションを持つことになるのかによって変わります。
たとえ今1,000%以上あったとしても、10銭幅で運用している場合と100銭幅で運用する場合では、下落した時含み損が大きくなるスピードが異なりますからね。
だからこそ、口座維持率よりもいくらの下落(上昇)まで耐えられるかを知っておく必要があるのです。
それが、「設定の考え方」を理解しているかがわかるので、疑問に思った場合はもう一度復習しましょうね。
Q.リスク軽減値って設定すべき?

A.想定するレンジ内で必要な資金が足りないなら利用すべき。
私の主観になりますが、想定レンジ内で保有する最大ポジション数が資金に対して多すぎる時にリスク軽減値は設定すべきものと考えています。
下図の2つは豪ドル円80円を中心レートに1500PIP(15円)分の想定変動幅でリスク軽減値を「10」と「0」で比較した時のものです。
リスク軽減値10PIP
リスク軽減値0PIP
想定幅の下限である72.5円になった時には、リスク軽減値が「10」だと買いポジションは5、リスク軽減値が「0」だと買いポジションは21あります。
その差は16ポジションです。もし1,000通貨で運用していた場合は72.5円から1円下落するたびに、16,000円分の資金がリスク軽減値「0」だと必要になります。
10,000通貨保有、1円下落につき1万円の含み損、この考え方はこの記事前半に書いた「【前提】利益・損失の考え方」でもお伝えしています。
60円の下落まで耐えたいけど資金が足りない、もしくは大きな下落(上昇)が来た時はポジションを多く取りすぎたくないというように考えた時に利用する感覚で良いでしょう。
Q.両建ての運用はあり?

A.ピンポイントでの運用はありですが、基本はなし。
両建てというのは「買い」と「売り」を同時に仕掛けることです。
両建てのメリットは一方方向の証拠金だけで済むので資金効率は良くなります。
例えば、「買い」の設定における証拠金20万円、「売り」の設定における証拠金が10万円とすると、合わせて30万円の証拠金が必要ではなく、「買い」か「売り」高い方の証拠金20万円で運用できる、ということです。
上昇や下落どちらに相場が動いても利益になるという面でメリットですが、逆に上昇下落どちらに相場が動いても含み損が発生します。
この記事ではお馴染みになった下の相場を見てみましょう。
上図のチャートの場合、豪ドル円は75円ぐらいの相場でうろついています。この状況で「売り」をしかけることはありなのでしょうか?
実際相場としては下落する可能性もありますが、上昇した時のリスクの方が大きいですよね。
上記の相場で考えるのであれば例えば80〜85円では両建て、というように値幅を絞って運用しないと、例えば70.0円という端っこで掴んでしまった売りポジションの相場が上昇すると、マイナススワップとともにどんどん含み損が膨れ上がってしまいます。
両建てって利益が出るのかな?と思っている時点では、しっかり損益をイメージできていないので両建てはすべきでないですね。
Q.運用通貨は分散した方が良いの?

A.分散投資がおすすめですが、初めての人は1通貨からで良い。
1つの通貨ペアのみでの運用であれば、その通貨ペアの相場が動かない時は利益が出ません。
しかし、始めは1つの通貨ペアから始めて良いと思います。しっかりどのくらいの資金でどのくらいの利益が出るのかを把握することができます。
複数通貨ペアを運用していると、リスク分散にはなりますが、それぞれどのくらいの利益が出ているのかがわかりにくくなります。
もちろん、複数通貨ペアを運用できる人は、それだけでリスク分散に繋がるのでぜひチャレンジしてみてください。

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「iサイクル2/サイクル2」に関する記事はこちらから
①外為オンラインの「iサイクル2/サイクル2」について学ぶ
→【評判・口コミ】iサイクル2/サイクル2 とは? メリットやデメリットを解説!
②「iサイクル2/サイクル2」の設定の考え方を学ぶ
→iサイクル2/サイクル2 おすすめ設定の考え方を通貨ペア別で徹底解説!豪ドル円で比較運用中!
③「iサイクル2/サイクル2」の無料口座開設をする
→【図解】iサイクル2/サイクル2注文方法・取引画面や口座情報用語をわかりやすく説明!
④「iサイクル2/サイクル2」の注文方法や口座管理画面を確認する
→【図解】iサイクル2/サイクル2 口座開設・登録方法